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090528   お題少し追加

about this site

突発的なお題配布サイト。お好きに使ってください。
再配布はNG。最低限のマナーを希望。大概のことは大丈夫です。
リンク・アンリンク共にフリー。報告は任意で。
なにかあればjumping_koniwatori○yahoo.co.jp(○→@)まで。

サイト名 : Kiss me,Honey bunny!
URL : http://kmhb.xxxxxxxx.jp/
管理人 : ヒバ
バナーは一番左(http://kmhb.xxxxxxxx.jp/banner.gif)のみ直リンク可。他はお持ち帰りで。
もういっそテキストリンクでもいいんじゃないかと思います。
    


titls


もう何も正しくない。何も。何も。何も。
番瀝青で塗り潰した○○   (1)
ベルベット・ローズの花束
案山子の内緒話   (2)
ラストレターにくちづけを
きぐるいピエロのゆううつ   (3)
雨が止むまでの執行猶予
勧善懲悪、ただし例外あり
白とは時に残酷なもので、
きみの震える細い脚が踏み締める
忘れてなんて言える義理でもないけれど
早起きなんて無理なんだって。
何かが動いた。
ゆるしてとひざまづくぼく、わらうきみ
ただただ綺麗な赤と青の対比
二度起こらないから奇跡
真夏の太陽の下を謳歌
視界の端に捉えた鈍色
彼が痛みを訴える風景
壁一枚隔てた苛立ち
呪われた子宮
バニラの匂いのする思い出
文明の利器は大概水に弱い
気付いてたよ、上手に嘘を吐いていたね
スイートハニーと涙声で呼ぶ
惰性、本能、利己的な結末
眠らないサカナ
いつか死んだ僕の部屋
精肉場の絵になる風景
裏の裏の裏、くらいまでならなんとか。
なぜ目をつむっているのと繰り返す少女
ガラスについた爪痕
暴君とはすなわち優れた指導者である
終わらない螺旋
烙印は思いのほか重く
指差して微笑む、「あれがあなた」
見離されたユメとうつつ
綺麗な爪、食べてしまいたい
ベッドに広がるスカートと髪
割れた石榴を見て泣き出した
漠然と喜劇
照準を合わせてズドン
破れた皮膚の下から覗く
きみがいなくとも笑っていられることだけは確かで
ひらめきリンゴ   (4)
探してくれるなぼくの心臓
切って剥がして貼り付けて
さらばニコチンジャンキー
はないろブルース   (5)
潰れた果物から芽が出たよ
刹那の自由のために乗り越えたフェンス
首筋に爪を立てながら揺らぐ景色
雑食性の羊にインタビュー
空が代わりに泣いてくれたと微笑むあなた
夢の欠片から耐え難い腐臭
跳び跳ねて喜べるのは子供の権利
昇華せよ初恋
ビーズの指輪を君に贈る
恋の病と効かない偽薬   (6)
溶けてゆく感覚だけが生きている
沈黙パレード
咎人ひとり
美しくない悲劇
正しい週末の過ごし方
楽しい終末の過ごし方
トリガーを引かない決心
髪を切る理由なんてただひとつ
愛を囁く冷たい言葉
獣、走る。
愚者の戯言こそこの世の真理
しらないきこえないききたくない!
許された物語
首を傾げて送信ボタン
今更だからこそ笑う
そんな言葉を軽々しく口にするのは止めて下さい。
コーラに含まれる有効成分
骨みたいな腕を掴んで縋った
この悪意を知りもしないくせに!
もちろんそのウイルスごと愛しましょう
この瞳に映るすべてが美しいうちに、
ブラッディー・マリーで乾杯
うたたねこねこ
嗚呼愛しのブルーマウンテン
仄暗い眠りに落ちてゆく
25時に迎えに行くよ
式典は速やかに終了した
蝶々と赤いハイヒール
その血で贖え、その罪を
わたしの埋葬場所
枯らす植物
13段目の階段を登る
さあ楽園へゆこう
戻れない帰れないこの味を知ってしまった
さよなら太陽

三分クッキングの時間です。
 (まずは愛情を用意して!)
半分だけの嘘
 (でもこれはほんとう)
滴る雫は櫁の味
 (ひみつだよ)
きみの笑顔と天秤にかける
 (考えるまでもない!)
濡れた革靴の匂い
 (かえってきてね)
約束だと差し出された小指に赤い糸を巻いた
 (絡める指はきたなくて)
知るはずのない歌
 (ならぼくが歌ってあげる)
薔薇色の頬、冷たい肌
 (囁く声も届かない)
乾いたカップの底を眺める
 (ついにあなたは来なかった)
これが最後の鍵だから
 (燃やすなり捨てるなり、宝石箱にしまうなり)
please,please,please
 (せめて明日の朝までは)
あの猫が消えた理由   (7)
 (好奇心、強そうだったね)
コペルニクス氏を見習いなさい   (8)
 (発想の転回、そして真実)
賢い蜘蛛と愚かな蝶
 (泣き叫ぶきみを見ていた)
かみさまの愚行
 (群衆は拳を振り翳し彼のもとへ)
喉の奥が軋むように傷んだ
 (さよならと言えなかったのはそのせい)
けれど靴が無い、どこへも行けない
 (枷を外した罰かしら)
責めてくれ罵ってくれ許さないでくれ
 (けれど、わすれないでいてくれ)
good by,good luck!
 (また会えるから、もう泣かないで)
蛹のまま幾年
 (ひからびてゆくこのからだ)
かなしいさびしいと喚くライオン
 (金色の鬣を捨てハイエナになろうか)
眼窩の奥に密やかな暗闇
 (それは夢を見ぬ夜にも似た)
泣きながら目覚めた朝
 (なにかを忘れているはずだ)
離さないでね掴んだ手
 (世界の終わりなんてすぐだから)
数の暴力に勝利せよ
 (それでは多数決で決めたいと思います!)
ああ、ええと、いや、だから!
 (全部誤解なんだって!)

消火栓の赤いボタン
 (触れてはいけないものA)
他人の目覚まし時計
 (触れてはいけないものB)
治りかけの傷口
 (触れてはいけないものC)
引き出しの奥に隠した手紙
 (触れてはいけないものD)
古びたアルバム
 (触れてはいけないものE)

焼き捨てた絵本
 (だってもう必要ないでしょう?)
踵を切り捨てた代償
 (しあわせになりたかった、だけなのに)
爪先を切り刻んだ理由
 (なぜ靴を履かせなきゃ気付かないの、馬鹿な王子さま!)
朽ち果てる前のくちづけ
 (あまいあまいあまい)
隣に座った子供は赤い靴を履いていた
 (踊る踊る、切り落としても止まらない)
骨の髄まで嘗めてあげる
 (オオカミは優しく笑った)
スローモーションで沈む泡
 (海の底からあなたを想うわ)
鳥籠王子の寓話
 (つかまえてとじこめてにがさない、だいすきだもの)

どものままであればいい
っかしてゆくきおくのかけら
だしのままでかけてゆく
かしくはないけれどきょうきだ
きにあなたがわからない
せいにしてきたやさしいなにか
つのかわりにうなづいて
きだしてしまうまえのこと
ずかにかすかにきこえたこえ

ちてゆくゆめをみたか
とからもっていなかった
すをけとばしたちあがる
きるものならないてみて
きだしたのはさんびのことば
ねにのぼってかんがえる
かなになりたいとうたうこえ
ゃしんはきらいといったのに
さりでつないだしゅうまつ
がくのびたかみがゆれる
うせあなたはわらうでしょう
つのさいごにあめがふる
みなどなかったといって、さあ!

こからふみだすこともなく
んずごしにみたくろいあくむ
きればわすれてとさいごにねがう
しもこのてがとどくなら
のままでいていとしいひと
きしはしょうしゃがつくるもの
りのさきほどのしあわせによう
のまましずんでしまえばいいよ
きているのかいないのか
きすぎたつくりばなしをくりかえし
こうとこうどうはべつものです
だのあなたにささげることば

春まで待てない
夏に焦がれる
秋は残酷
冬にさよなら

深淵なるかな緑 (しんえんなるかなみどり)
滴る雫は銀 (したたるしずくはぎん)
燃え残った灰の赤 (もえのこったはいのあか)
両腕で引き裂いた青 (りょううででひきさいたあお)
口ずさんだ歌は黄 (くちずさんだうたはき)
戸惑うなかれ金 (とまどうなかれきん)
泣き叫ぶ記憶は紫 (なきさけぶきおくはむらさき)
舞い踊れ橙 (まいおどれだいだい)
覗き込んだ虚の黒 (のぞきこんだうろのくろ)
残されたのは白 (のこされたのはしろ)

兵隊たちは僅かな乱れもなく黒々と光る銃を手に次の町へ
 (まるで蟻の群れだとあのひとは言った)
容量オーバーの鞄にまだ入ると詰められた時計とチョコレート
 (正常を保つために必要なのは規則性と甘さのかたまり)
決して高級車ではないが君を後ろに乗せて走るには充分だろう
 (さあしっかりしがみついていて!)
ほつれた糸を引いたままあのひとはわたしの少し前を早足で過ぎてゆく
 (そしてわたしの左手には見慣れないハサミ)
信号待ちの間に考えた悪夢のような一週間分の言い訳
 (世界を一からつくり直してきたんだ)
まるで人生ゲームみたいだった、と最期に彼は言い残した
 (サイコロ振ってやり直してくれば!)
真っ赤なワインと着色料たっぷりのケーキと一緒に飲み干して
 (わたしのからだは極彩色の海になる)
木は森に隠せと偉人は云う、ならばこの手はどうすれば
 (教えてください、血は血で洗えばいいのですか)
黄ばんだレースで縁取られた淡い記憶に火をつける
 (ちりちりと何かが焼ける匂い、気のせいだよ)
掴んだ黒髪、ああ短い夏が死んでゆくと呪いの言葉
 (そしてまたあの花の下へ蝉の死骸を埋めにゆく)


(1)番瀝青…ペンキ、と読みます。
(2)案山子…かかし、と読みます。
(3)ジャン・リュック・ゴダール氏監督の映画は「きちがいピエロ」だそうで。
(4)ニュートンは落ちる林檎を見て重力の概念を発見したとのウワサ。
(5)はないろ…花色。薄い藍色。
(6)偽薬…プラシーボ。主剤を配合していない薬剤。心理的な治療効果などに効果あり。
(7)好奇心は猫をも殺す…英語の諺Curiosity killed the cat.の訳。
(8)コペルニクス的転回…ものの考え方ががらりと正反対に変わること。

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